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小黒健二

足の健康を守る“足と靴のアドバイザー”

小黒健二(おぐろけんじ) / シューフィッター

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コラム

営業職の女性の悩み

2016年1月15日

テーマ:外反母趾

コラムカテゴリ:くらし

外反母趾と足裏の痛みに悩む30代の女性の「足のカウンセリング」を承りました。


当相談室の主な御来店者様は50代半ばから80代前半の女性です。
お子様や学生さんや20代から40代の方、男性の方の割合は、恐らく2割弱位の比率なのではないかと思います。

20年以上に亘って「足の健康を守る」という立場から靴を見直し、靴を作ってきた経験から感じるのは、年齢が若い方であればあるほど「履きたい靴」や「好きな靴」を履き良くしたいという志向が強いという事です。
言わば「靴」が基本の「足の健康」という感覚でしょうか?
ところが、年齢を重ね、様々な靴を履き替えてきた中で、足の健康が悪化しているという実感が強くなるにつれ、「足の健康」が基本の「靴」という感覚に変わっていかれるようなのです。

その変わり目の年代が50代半ばなのではないかと思っています。

さて、冒頭の30代の女性の話に戻りますが、「足のカウンセリング」の結果、お仕事で履かれているヒールパンプスが原因で、外反母趾と足裏の痛みが悪化しているという結論となりました。
そこで、パンプスのデザインに近いカッターシューズタイプの健康靴に簡単な足のサポートを組み込んだテストシューズを仕立てて履いて歩いて頂きました。
「わあ、すごく歩きやすい。足の裏の痛みが無くなったみたい。」と、とても喜んで頂きました。


ところが、「足に良い靴だというのは分かりましたけど、私は営業職なのでスーツにヒールパンプスというのが基本なんです。やっぱりヒールが低くて丸いデザインの靴は履きたくないんですよね・・・。」と女性。


「そうですか・・・。」と私。
「ちょっと考えさせて下さい。」と女性。

お仕事と服装と靴との兼ね合いが足の健康との折り合いを付け難くしているのでしょうね・・・。
スーツにヒールパンプスというコーディネイトが営業職の女性の服装の定番として認知されているのは分かりますが、そこはもう少し機能的な服装を取り入れられるような社会的な許容の幅があっても良いように思うのですが・・・。

彼女が50代になった頃には健康靴が受け入れて貰えるよう「記憶」としてこの体験が残っている事を祈りつつ、お見送りしました。

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