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小黒健二

足の健康を守る“足と靴のアドバイザー”

小黒健二(おぐろけんじ) / シューフィッター

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コラム

伝えるべき事を伝える努力

2015年10月5日

テーマ:足と靴

コラムカテゴリ:くらし

コラムキーワード: 正しい歩き方

当相談室で健康靴をお作り頂いたことがある60歳代のご婦人の言葉がとても胸に刺さりました。

「若い頃はどうしったって無理しちゃうのよ。だって痛くないんだもの・・・。我慢できなくなるほど痛くなって、初めて無理しちゃ駄目って思うのだけど、なかなかそれが若い人には分からないのよねえ・・・。でも、娘には私の辛さや経験を充分に伝えたから、今日はぜひ娘の足を見てほしいの・・・。」と言われたのです。

そしてご一緒にご来店された30歳代の娘さん曰く、「私の足を見て、母がどうしても足を診てもらいなさいって言うんです。母に似て私も外反母趾と扁平足が酷いので、今に我慢できない痛みになるから早く対処した方が良いって説得されちゃったんです・・・。」とのこと。

世間では病気の事は体験者の話や経験談を含めて伝える事が多いのですが、足のトラブルと靴との関係を体験者の話や経験談として伝えることは稀ですよね。
過食や運動不足などによる生活習慣病と同じように、靴や靴の履き方、歩き方などの生活習慣が足の健康を左右するという事実を伝える機会がほとんどありません。

私の経験としても、自分の子供たちに靴の正しい履き方や選び方、正しい歩き方等を小さな頃から伝えていると、やがて友達の足と靴を診てくれと家に連れてきた事がありました。
伝えるべき事を伝える努力は大切だと実感しました。

ドイツには昔からマイスター制度という国として職人を教育し、養成する仕組みが出来上がっていました。
マイスター(親方職人)の資格を取得すると、マイスターは見習い職人を教育する義務を負います。
そうやって、技術を次世代に継承していくことで、技術立国としての地位を確立していったのです。

私たちはもっともっと、伝えるべき事を伝える努力をしていく必要があるのではないかと思います。

「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
yahoo知恵袋 http://chiebukuro.yahoo.co.jp/my/yc_fhviq
Twitter https://twitter.com/RobinFootOguro
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