インターネット時代の疑心暗鬼

最近、立て続けに起こった気になる出来事があります。
「インターネットで調べてお宅の事を知ったのですが・・・。」と言ってご来店される方が相次いだのです。

インターネットで調べた結果、当相談室のサイトを知る事自体は別に珍しいことではないと思うのですが、「当事者のネット情報だけでは良い面しか謳ってないので、実際にお話を伺って肌で良し悪しを確かめたかったんです。」とはっきりと趣旨を説明される方が複数ご来店されたのです。

そして、その方々に共通する点は、長年に亘って様々な病院や専門家のお世話になってきたり、様々なインソールや靴を作成されたり購入した経験をお持ちなのに、一向に症状が改善されないという状態が続いているという事なのでした。

ただ、私が疑問に感じる共通点もありました。
それは、足の痛みや障害の原因についての説明や認識や知識が希薄なのにも関わらず、対処の方法にばかり関心が向かっているという点でした。

「まず、痛みや障害の原因をしっかりと理解する事が、より良い対処法を組み立てる前提ですので、生活習慣も含めた原因を探る事が重要ですよ・・・。」とご説明させていただきました。
「足のカウンセリング」で原因を一緒に探り、理解する事こそが大事な第一歩だからです。

インターネットやＳＮＳと呼ばれるコミュニケーションツールが手軽な情報発信や検索の手段となればなるほど、逆に現実とのギャップが拡大して不信感が醸成されてしまうのかもしれないと感じた出来事でした。

「足と靴の相談室」ロビンフット長津田　http://www.robinfoot.co.jp/
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