「足に合う靴」を履いているのに、歩くと足が痛くなるという女性

小黒健二

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テーマ:足と靴

30代前半のキャリアウーマンという女性が「足のカウンセリング」を受けにご来店されました。

「歩き回る仕事なので、会社も認めてくれて最近はスーツにスニーカーを履いています。足に優しいし、足に合っている筈なのに、仕事が終わるころには足の親指の付け根や足の裏がズキズキと痛くなるんです。」と女性。

「足のカウンセリング」の結果、中程度の外反母趾と足の横アーチの低下による足指の付け根への負荷、そして足首が体の内側に倒れ込む足首の回内になっていることが分かりました。

「足骨格の歪みがありますので、足にアンバランスな負荷が掛かり続けて特定の場所に荷重の負担が集中してしまうのです。
足骨格の歪みを荷重の負荷に負けないように支えなければアンバランスな負荷を是正する事はできません。そこで、足骨格の歪みをサポートするのが健康靴なんです。」と説明する私。

早速、スーツにも合うカッターシューズタイプの健康靴に簡単な足のサポートを組み込んだテストシューズを組み立てて履いて歩いて頂きました。

「わあ、全然足が痛くない。革靴なのに足が楽です。」と女性。
「柔らかい靴は足触りがフワフワして気持ちよく感じるかもしれませんが、不安定な荷重が掛かる足骨格の歪みは支えられません。歩き回るうちに足が痛くなるのは足が支えられずに不安定なままだからなんです。」と私。

「スニーカーは足に合う足に優しい靴だと思ってたのに・・・。」と女性。
「うーん、一時的には柔らかさやクッション性でそう感じるのでしょうね・・・。」と私。

30分後、出来上がったばかりの健康靴に履き替えて、女性はお帰りになりました。

「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
yahoo知恵袋 http://chiebukuro.yahoo.co.jp/my/yc_fhviq
Twitter https://twitter.com/RobinFootOguro

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小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

小黒健二プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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