中足骨骨頭痛(ちゅうそつこつこっとうつう)
最近になって増えている相談内容の一つが成長期(小学校高学年~高校生)の外反母趾です。
実は、成長期の外反母趾の原因の一つが踵の骨と足首の歪みであるという場合があるのです。
そして、踵の骨と足首の歪みを引き起こし易い靴として、一般的に学生靴として認知されているローファーの存在があります。
「ローファーを履きだしてから外反母趾になった」「ローファーを履いたら外反母趾が酷くなった」という声が多いのが何よりの証拠です。
当相談室で「足のカウンセリング」をしてみると、成長期に外反母趾になったと訴えられた方のほとんどに、踵の骨の外反と足首の回内が確認されました。
また、足指の筋力が低下気味で、足の指先が浮き指という状態になっている場合が多かったのも特徴的でした。
「今までスニーカーしか履いていない」「パンプスやヒールのある靴など履いたことがない」「なんで外反母趾になったのか分からない」という思いがあるのは仕方のない事ですが、外反母趾になる原因は様々な要因が重なり合っているという事も理解して欲しいものです。
では、成長期の外反母趾は何が原因で発症するのでしょうか?
・足指が踏ん張るための筋力が低下して浮き指になる
・足首を安定させるための足の指先の機能が低下することから足首が安定しない
・柔らかい靴ばかり履いていたので、足が鍛えられていないうえにバランスを保つ能力も低下している
・スニーカーから甲が大きく空いたローファーに履き変えたので、不安定な足首が身体の内側に倒れ易くなった
・足の内側(土踏まず側)に負荷が掛かり続けて親指の付け根への負担が大きくなった
以上のような経過や状態が原因になっていると思われます。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
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