安全靴で外反母趾や内反小指になる?
人が歩く動作を分析すると、つま先を上げてカカトから接地して足の外側(小指側)から負荷を受け止めてつま先へ荷重が移動し、最後に足の親指で蹴り出しをするという「あおり運動」を繰り返しています。
そのため、靴のカカトはやや外側から減っていきます。
歩く頻度や距離にもよりますが、毎日30分以上歩いていれば、おおよそ1年以内に靴のカカトが外減りしてしまいます。
出来れば、靴のカカトの内側と外側の厚みの差が1cmを超える前に靴のカカトを修理して水平を保つようにしましょう。
靴のカカトが外減りしたままで歩いていると、カカトの設置時に足が過剰に外側に流れてしまいますので、足首が外側に倒れ易くなって捻挫したり、膝関節が安定しなくなって膝の痛みの原因になる恐れがあります。
特に膝の痛みに悩んでいる方は、靴のカカトが外減りしたままで履き続けないように注意しましょう。
靴のカカトが外減りしたままで履き続けていることが、膝の痛みの原因の一つになっているにも関わらず、病院や治療院などで膝の治療に通い続けているという方が多く見受けられます。
足の健康を維持するためにも、靴のカカトは定期的に修理するようにしましょう。
靴と足との関係を理解する事が、足のトラブルの軽減に繋がります。
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