足と靴の川柳
恐らく、当相談室を訪れる相談者の7割くらいの方が、ご自身の好みの靴によって徐々に足の健康を損なってきた結果、足や膝の痛みに悩まされているのだと思われます。
また、同時に靴の履き方や歩き方、痛みを庇っての歩行等が、ますます足の健康や体のバランスを奪う結果になっている場合が多く見受けられます。
病気や怪我よりも、靴によって足の健康が奪われる方が多いという現実。
靴は歩いたり走ったりする足を保護するための物なのに、足を保護するどころか足の健康を損なう原因にもなるなんて、本当に皮肉な事です。
「足に合った靴が欲しい」と望んで訪れる方のほとんどが、実は足に合わない靴を購入し続けているという履歴から浮かび上がるのは、「足」から靴を選択するという機会がないという現実であり、そもそも足を評価する基準を持たないという現実です。
靴によって健康を奪われた足は、合う靴がどんどん少なくなってしまいます。
それどころか、ご自身の大好きな靴ほど、足に合わなくなってしまいます。
このギャップが大きくなればなるほど、靴に対する不満が大きくなっていくのではないでしょうか?
そして「足に合う靴」と「履きたい靴」の狭間で「足の健康」という大事なキーワードが見失なわれてしまうのではないでしょうか?
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
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