足の痛みと履きたいデザインの狭間に揺れる女性の気持ち・・・
ある集まりで「靴選びって手間が掛かってイヤ!」「どんな靴が足に合うのか分からない。」「足に合うって言われたのに合わない。」「誰でも履いて歩きやすい靴ってどうしてないの?」「足に良い靴ってどうしてデザインがダサいの!」と様々な声が寄せられました。
「靴」に関する不満が鬱積しているのでしょうが、同時に「靴」に希望を託し過ぎのような気がします。
結論から言えば、「誰でも履いて歩きやすい靴」など現実には存在しないからこそ、また足に合うデザインと見た目にお洒落なデザインとが一致し難いからこそ、靴に対する悩みが尽きないのだと思われます。
その事の結果として、靴が合わないと感じる「足」自体に対する関心の低さや正しい情報が伝わっていないのだと改めて思い知らされました。
顔や体型がそうであるように、足も親からの遺伝情報を受け継ぎ、その後の生活習慣等で十人十色の機能と形状を獲得します。
特に、生活習慣としての行動、運動や普段に履いて歩く靴の選択等々が足の機能や骨格の違いとして現れるのです。
「靴が合わない」と感じたら、合わないと訴えている「足」に関心を持ってもらいたいのですが、現実は「靴探し」に奔走してしまいます。
挙句に「靴選びって手間が掛かってイヤ!」「どんな靴が足に合うのか分からない。」「足に合うって言われたのに合わない。」という声となって積もり積もっていくようです。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
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