足底筋膜炎で悩む女性がご来店されました
足底筋(腱)膜炎は激しいスポーツをする方が良く罹患するものだと思われていましたが、近年では運動不足や肥満、合わない靴が原因によるものなど、一般の方にも多く見かけるようになってきました。
急に長時間の立ち仕事を始めたという方、事務系のお仕事を続けられてきて体重が増えたという方、出産を控えた妊婦さん、事務から外回りの仕事に替わったという方、ハイヒールを履いて歩き回ったという方等々、きっかけは実に様々ですが、共通するのは急に足に負担を掛ける環境に替わったという事です。
筋肉や腱は使い過ぎても炎症を起こしますが、使わなくなると劣化して筋力の低下や組織の弾力性を失います。
東大阪バランス研究所ホームページより転載
http://www.ukiyubi.com/pain/overpronation.html
そこに急に負荷を掛けると、劣化した輪ゴムを急に引き伸ばした時のように、筋(腱)膜が弾力性を失ったゴムがパチンと切れるような状態になるのです。
多くの場合、足底筋(腱)膜とカカトの骨との付着部周辺が一番集中して負荷が掛かることから炎症が生じ易く、さらに足底筋(腱)膜がカカトの骨の表面を引き剥がすような力が加わると、カカトの足底に骨の棘(踵骨棘)が出来ることもあります。
つづく
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
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