安全靴で外反母趾や内反小指になる?
「市販のスニーカーやウォーキングシューズを履いていると、指先が痛くなる事があるのはどうして?」というようなご質問を頂く事があります。
そのほとんどの場合、原因は靴の履き方にあります。
履いている靴を見ると、靴ヒモがしっかりと調整されることなく結びっぱなしになっています。
靴ヒモを結んだまま脱ぎ履きされている方も多く、靴ヒモがその役割を果たしていないのです。
登山やトレッキングをされる方なら、靴ヒモを調整して靴を履かなければ、下り坂で足指を痛めてしまうリスクがある事を分かっていますが、一般的には靴ヒモを調整して靴を脱ぎ履きするのは面倒な事だと敬遠されています。
健康のためにウォーキングやランニングを始めても、靴の履き方はいつも通りにしてしまいがちです。
靴ヒモを調整することなく緩めっぱなしでウォーキングやランニングをすれば、靴の中で足先が靴先にずれ込んでいきます。
その結果、足の指先が靴先に圧迫されて指先の痛みやトラブルの原因になってしまうのです。
靴を履く時には、足のカカトを靴のカカトに密着させ、足先と靴先に1cm程の余裕寸を採り、靴ヒモをつま先の方からしっかり締めて履きましょう。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
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