足の痛みと履きたいデザインの狭間に揺れる女性の気持ち・・・
突然ご来店頂いた、歳の頃は70代前後かと思われるご婦人。
「ちょっと靴を見せて下さいな・・・。」と言われて店内の靴を眺めていらっしゃいました。
「あの・・・、何か足や膝のトラブルをお持ちなのでしょうか?」とお尋ねすると、
「足に合う靴が無いのよ・・・。」と言われました。
「私共では、足や膝の痛みの原因である筋力の低下や骨格の歪みを調べたうえで、足をサポートするための靴をお作りして提供するということをさせて頂いていますが・・・。」と説明する私。
「・・・・・・。」ご婦人は黙ったまま靴を見ていらっしゃいます。
このご婦人はウェッジヒールのパンプスを履いていらっしゃったので、パンプス風の健康靴をお出しして履いて頂こうと思いました。
「健康靴を体験して頂こうと思うのですが、足のサイズだけでも計測させて頂けませんか?」と私。
靴を脱いでマットの上に両足で立って頂き、足長を計り、足の特徴を観察しました。
その結果から、パンプス風の健康靴をお出しして履いて歩いて頂きました。
「わあ、歩き易い・・・。足が楽になったわ・・・。」とご婦人。
「基本的な足の骨格を支える仕組みとして、フットベッドというインソールが組み込まれていますし、体重を支え、足を安定させる堅牢な作りになっていますから、体全体が安定するんです。だから、楽に歩けるのですよ・・・。」と私。
ご婦人はしきりに健康靴を履いた姿を鏡に映して確認しておられましたが、
「もう少しカカトの高さが欲しいわね・・・。それと、もう少しお洒落なデザインの靴が無いのかしら?・・・」と言われました。
「残念ながら、それ以上カカトを上げたり、華奢なデザインにすると、足に負担が掛かってしまうので、それが健康靴としてのギリギリの線なんですけどねえ・・・。」と私。
「そう、どうもありがとう・・・。今日は時間が無いからまた来るわね・・・」とご婦人。
お帰りになられました・・・。
なんか中途半端な感じの残る時間になってしまいました。
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