膝の痛みを助長する靴と外反母趾や扁平足を助長する靴
もう25年以上も前の事になるでしょうか?
その当時、女子中高生の通学用のスニーカーとして、つま先がシャープなデザインの運動靴が流行しました。
通称「ギャルタイプ」と呼んでいたのですが、最近、その頃のデザインが復活しているようなのです。
「足のカウンセリング」に訪れた専門学校の女子学生。
履いてきた靴が老舗スポーツブランドのクラシックなロール底のスニーカーだったのですが、つま先がシャープなデザインに変更されていたのです。
クラシックなスニーカーを今風にアレンジして女性にアピールしようとしているのでしょうね・・・。
この女子学生。強いX脚で扁平足で外反母趾というトラブルの多い足でした。
「耳の痛いことを言うようだけど、今履いているスニーカーは足の指先を紐で結んで動かないようにして、柔らかいベッドの上で歩いているようなもんだよ・・・。体が安定しないからバランスをとる機能がフルに働き続けて疲れてしまうと思うけどなあ・・・。」と私。
早速、健康靴に簡単な足のサポートを組み込んだテストシューズを組み立てて履いて歩いて頂きました。
「わあ、足が軽くなった・・・。すごく歩き易い・・・。」と女子学生。
「足は体の土台だから、足骨格が歪んだり、体を支えるための筋力が低下すると、上体が傾いたり不安定になって、偏った負荷が体全体の骨格の歪みに繋がる場合があるんだよ・・・。」と私。
「わあ、すごく良く分かりました。」と女子学生。
最近、ビジネスマンの靴も、つま先がシャープなタイプが多いようですが、遠い昔の記憶を辿ると、中高生男子の通学用の革靴で、つま先のシャープなヨーロピアンタイプと呼ばれる靴が流行した時期がありました。
流行は繰り返すものですね・・・。
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