夏に向かうこの季節にブーツを選択する訳・・・

小黒健二

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テーマ:足と靴

足首が体の内側に倒れ込む回内足で、以前に3足も健康靴をお作り頂いたご婦人が久し振りにご来店されました。

特にお洒落用としてお作りしたカッタータイプの健康靴に関して、「他の健康靴よりも歩きにくいの・・・。」とのご感想を頂きました。

「そうですね・・・。お作りする時にもご説明したように、足をカバーする部分が少ないタイプの健康靴ですので、どうしても足首の負担を抑えきれませんよね・・・。」と私。
「実際に履き続けてみたら、ご主人が言われた意味がとってもよく分かったの・・・。それで、最初に勧められたけどお断りしたブーツタイプの健康靴を履いてみようかなと思っているの・・・。」とご婦人。

夏に向かう季節なのにも関わらず、自らブーツを選択されたのですから、足と機能のバランスを身をもって理解して頂けた結果だと思いました。

足首の変形が強い方にとって、足首を覆い支えるアンクルブーツは非常に有用なのですが、ブーツは冬の防寒のための履き物として捉える傾向がありますので、本来の足首を保護するという機能的な側面が伝わり難いのです。
でも、軽登山用のトレッキングシューズやバスケットシューズなどに見られるように、季節を問わず足首を保護する目的で履かれるハイカット(アンクル丈)のシューズは昔から存在しています。

実際の体験を経て、機能性で選択することを決断された例として、とても貴重なケースだと思いました。

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小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

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