足の痛みと履きたいデザインの狭間に揺れる女性の気持ち・・・
以前、当相談室で健康靴をお作り頂いたご婦人が、新しい健康靴をお作りになりたいとの事でご来店されました。
「実は、ドイツに旅行に行ったときに現地の靴屋さんで購入した靴があるのですが、長い時間履いていると小指の脇が痛くなってしまうんです。診てもらってもいいですか?」とご婦人。
ドイツで購入されたという靴を拝見すると、日本でも百貨店を中心に販売されている有名ブランドの靴でした。
「ああ、このブランドの靴でしたら時々同じような相談をされる事があります。靴底がインソールと一体成型になっていますので、インソールの取り外しが出来ないんですよね。しかも靴底がほんの少し靴のアッパーに被っているので親指の付け根や小指の付け根が当たることがあるみたいですね。」と私。
「直せないのでしょうか?」とご婦人。
「うーん、もともとの仕様の問題ですからねえ・・・・。」と困ってしまう私。
「分かりました・・・。ドイツの靴なのに足に合わないのは何でかな?と思ったものですから・・・。」とご婦人。
ドイツの靴は確かに良くできている靴が多いとは思いますが、だからと言って日本人の足に合うかどうかは別問題です。
現に、当相談室ではドイツ製の靴は扱っていません。
国産メーカーと共同開発したオリジナルの健康靴を中心に取り揃えています。
ドイツ整形外科靴技術に基づき、足をサポートするのための健康靴やオーダーインソールの製作はしていますが、ドイツの靴を取り扱っている訳ではないのです。
残念ながら、ドイツの靴だから全てが良いという訳ではないのですから、そこは慎重にとアドバイスを差し上げるしかありません。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
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