足の痛みと履きたいデザインの狭間に揺れる女性の気持ち・・・
緑区長津田の地に「足と靴の相談室」を開設して、この4月に14周年を迎えます。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
30年以上も足と靴に関わる仕事に携わってきましたが、最近、「ロコモティブシンドローム」と呼ばれる運動器症候群という障害が、高齢化社会を迎えた私たちの「生活の質」を脅かす日常生活の要因としてクローズアップされている事に関心を持っています。
なぜなら、生活が便利になるにつれて体を使わなくなる事が、基本的な筋力をも低下させる運動不足となって、健全な運動器の機能障害を引き起こすからです。
それは、とりもなおさず私たちの生活自体を問われていると強く感じるからです。
便利な道具に囲まれた生活を当たり前の事のように進歩と捉えて享受すればするほど、維持できるはずの体の健康や機能、交流から生まれる絆や思いやりのある社会生活や分配を基本とした優しい経済、そして何よりも豊かな人間関係が壊れていくような気がしてなりません。
道具や仕事や仕組みは何のために効率化し、進歩しなければならないのでしょうか?
効率化や進歩は本当に豊かで幸せな未来へ繋がっていくのでしょうか?
そんな疑問を抱かずにはいられません。
一歩立ち止まって、利便や効率化やスピード化を無批判に受け入れる姿勢を問い直してみる必要がありそうです。
年の始めにあたり、そんな事を思っています。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
30min.http://30min.jp/place/918275
濱ともカードhttp://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/kourei/hamatomo/
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