運動療法と健康靴　その3

過度に便利な生活習慣を続けることが原因で、ご自身の体重や日常生活の行動に伴う負荷にさえも耐えられなくなる程、足腰の基本的な筋力を失う場合があります。

特に足や膝まわりは、人が立つことによって上半身の体重の負荷が掛かり続けるので、筋力の低下の影響が顕著に現れる部位のようです。（老化は足から・・・）

足に合わない靴を履き続けたり、あまり歩かなくなって基礎的な運動不足に陥ると、足が体を支える力を失ってバランスを崩すことにより、様々な骨格の歪みやそれに伴う筋や筋肉や関節のトラブルに繋がる場合が多いのです。（足裏の痛み、膝の痛み、腰痛等々・・・）

低下した筋力を取り戻すには適度な運動が最適ですが、不安定な骨格を放置したままで運動による負荷を掛けることが、返って状態を悪化させてしまう場合がありますので注意が必要です。

特に外反母趾や膝の痛みを訴える方に注意して欲しいのは、外反母趾や膝の痛みの原因が、筋力の低下に伴う足や膝の骨格の歪み（関節のズレ等）に起因することが多いという事実です。

低下した筋力を取り戻すためのウォーキングが、場合によっては返って足や膝の骨格の歪みを悪化させることがあります。
ですから、できるだけ骨格を安定させて、運動による負荷がバランス良く足関節や膝関節に掛かるようにサポートする必要があるのです。
そのためのツールとして、足のカウンセリングに基づいたサポート機能を組み込める「健康靴」が果たす役割は極めて重要なのです。

続く

「足と靴の相談室」ロビンフット長津田　http://www.robinfoot.co.jp/
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