ジョギングで足を痛めてしまった女性

小黒健二

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テーマ:足と靴

運動不足の解消や美容のためにジョギングを始める女性が多いようですが、一方で、足や膝のトラブルに巻き込まれる方が増えているようです。
そんな方の場合、足のトラブルの原因の一つが、ジョギングシューズの誤った選択であったり、いきなり足に急激な負荷を掛けたためだったりします。

運動全般に言えることですが、運動を開始する時点のご自身の筋力や運動不足の度合によって、少しずつ負荷を掛けて運動量を増やしていくべきなのに、いきなり過度な負荷を掛けて、かえって足腰の不調に陥ってしまうケースがあるのです。

先日、「足のカウンセリング」をした女性も、無圧布団のような原理の柔らかい靴底のジョギングシューズを購入して走ったため、筋力が低下して骨格が歪み始めていた足に急な負荷を掛ける結果となり、筋や靭帯を痛めてしまったようです。

この方は、整形外科で足のアーチの低下が原因と診断され、痛み止めの薬を沢山処方され、持参していました。
「足のカウンセリング」の結果、所謂「コンニャク足」と呼ばれる筋力が低下した足でした。

特に足の横アーチの低下が顕著でした。
また、足首が体の内側に倒れ易い回内位の状態でした。

このように筋力が低下して骨格が不安定な足の状態で、無圧布団の原理のような柔らかい靴底のジョギングシューズを履いて舗装路を走ったら、液状化した土地に家を建てるようなものです。

家は傾き、壁には亀裂が生じるように、足の筋や腱や靭帯に大きな負荷が掛かり続け、足関節に負担を掛けてしまうのです。

「とりあえず、足骨格を安定させる健康靴を履き、基礎的な運動であるウォーキングから始めて、足の基礎筋力を取り戻すことが肝心だと思いますよ。」と私。
そして、健康靴に簡易的なサポートを組み込んだテストシューズを履いて店内を歩いていただきました。
「わあ、気持ちいい・・・。すごく軽快に歩けます。」と女性。

30分後、出来上がったばかりの健康靴を履いて、お帰りになりました。

「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
30min.http://30min.jp/place/918275
濱ともカードhttp://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/kourei/hamatomo/
ビズコミhttp://www.biz-comi.net/index.php/219/%E7%A5%9E%E5%A5%88%E5%B7%9D%E7%9C%8C/%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E5%B8%82%E7%B7%91%E5%8C%BA/232/?category=category6

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小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

小黒健二プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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