膝の痛みと外反母趾に悩むご婦人
よく皆さんの口からお聞きするのが、「膝が痛くなるのは加齢が原因だ。」という言い方です。
周りの人やお医者様からもそう言われたという方、ご自身で決めつけておられる方等様々なのですが、一様に「加齢が原因だから受け入れるしかない」と思っておられるようなのです。
これは大変に問題のある考え方だと思います。
「運動療法」や「保存療法」が軽視されがちな原因の一つが、「加齢のせい」として運命には逆らえないという捉え方が一般化しているせいだと思うのです。
膝が痛いのに、脱いだり履いたりが簡単に出来るスリップオンタイプのフニャフニャな柔らかい靴底の靴を履いて「歳だからしょうがない」と嘆いておられる方を見ると、とても悲しくなります。
足が安定するしっかりとした靴底の紐靴やマジックベルトタイプの靴を正しく履いて歩けば、それだけでも膝の負担を減らすことが出来るのに・・・。
背伸びしてスポーツクラブで運動するよりも、基本的な運動として日常生活の中でウォーキングをする方が無理なく筋力の鍛錬になると思うのに・・・。
安易に「加齢のせい」にして受け入れてしまうと、ますます何もしなくなって悪循環に陥り易いので、注意が必要だと思います。
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