室内履きも見直してください

小黒健二

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テーマ:足と靴

当相談室に於いて健康靴をお作りになった方からのお問い合わせの中で、少なからずの回数でご質問をお受けするのが、「室内履き」に関する事です。

日本では家の中では裸足(靴下やストッキングを履いている時も含めて)が普通ですが、スリッパを履かれて過ごす方も居ます。
ここで注意して欲しいのは、以下に記す内容は、足に何もトラブルが無い方は除外したうえでのアドバイスだという事です。

足のトラブルを抱えている方にとって、家の中での足の負担度は外を歩く場合と異なり、限定的です。
家の中で座りっぱなしであれば、足の負担は経度です。
けれども、料理をしたり家事をこなす場合には、足腰の負担を感じます。
そこで、フワッとしたスリッパなどの室内履きを着用されている方が多いのです。

ところが、その室内履きが、返って足腰の負担を増幅する結果になる場合があります。
足首の関節が歪んでいる方や膝関節症の方、強度の外反母趾の方等がフワフワのスリッパを着用して立ったり移動を繰り返して家事をしていると、返って不安定になった足や膝や腰の負担を増大する場合があるからです。

日本の生活習慣として、室内でしっかりした履き物を着用するのはタブーです。
どうしても室内履きとなると、フワッとした脱ぎ履きの簡単なインテリアとしても通用するようなものを選んでしまいます。
が、やはり、足にトラブルをお持ちの方は、足元が安定するような室内履きを選んで頂きたいものですし、できれば、足をサポートする調整加工を施せば、室内でも快適に家事が出来る筈です。

「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
30min.http://30min.jp/place/918275
濱ともカードhttp://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/kourei/hamatomo/

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専門家

小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

小黒健二プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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