安全靴で外反母趾や内反小指になる?
足首が体の外側に倒れ易い靴
下の左側の写真の靴は靴底のカカトが外減りしています。
このような靴を履き続けると、下の右側の写真のように足首が体の外側に倒れ込む踵骨内反(しょうこつないはん)になり、それが変形性膝関節症の原因の一つになるのです。
足首が体の内側に倒れ易い靴
下の左側の写真の靴は内側に捩れています。
このような靴を履き続けると、下の右側の写真のように足首が体の内側に倒れ込む踵骨外反(しょうこつがいはん)になり、それが扁平足や外反母趾の原因の一つになるのです。
生活習慣と靴
一般的に、靴や靴の履き方、運動不足等の生活習慣が原因で足の骨格が歪みはじめても、その原因に気づかないまま、足が痛くなれば、とりあえず柔らかい靴や幅広の靴を履いて対処しようとします。
筋力の低下や骨格の歪みを調べて適切な対処をすることなく、「靴が合わない」のが原因だと思い込んでしまう方もいるようです。
そして、結果として、柔らかくて脱ぎ履きが簡単な靴を選んでしまうようです。
足は建物の土台
足は人の体を支える土台に相当します。
建物をわざわざ柔らかい土地を選んで建築する事などあり得ないのに、人の土台である足が脆弱になると、逆に柔らかい履き物を着用して体重の負荷を柔らかさで誤魔化そうと考えてしまいます。
しかし、逆により不安定になった足(土台)のせいで、体(建物)はいっそう歪みを強くする結果になってしまいます。
脆弱になった土台を補強して、建物の傾きを止めなければいけません。
幸い、建物と違って人は運動(ウォーキング)によって土台(足)そのものを強靭(筋力を取り戻す)にすることも可能なのです。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
30min. http://30min.jp/place/918275
濱ともカード http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/kourei/hamatomo/