足の痛みと履きたいデザインの狭間に揺れる女性の気持ち・・・
通販サイトでは、ITを利用して様々な顧客の要望を取り込み、ニーズに合わせた商品を手頃な価格で開発しているようです・・・。
それはそれで、市場のニーズを掘り下げて顧客の要望を商品開発に生かし、独自の売れ筋商品を作り出すという企業努力の賜物だとは思うのですが・・・。
先日、「足のカウンセリング」のご予約を承ったご婦人の履いて来た靴を見て、ものすごい靴があるものだと半ば呆れてしまいました・・・。
一見、普通の革靴のように見えますが、かかとはゴムのようにフニャフニャなので、踏み潰してミュールのようにして履けますし、靴紐もゴム製ですので、いちいち解かなくても足が入るので、手間がいっさい掛からないという超便利商品でした。
確かにスリッパのように手軽に簡単に靴を脱ぎ履きしたいという要望はありますが、それを商品として実際に具体化してしまうとは・・・。
こういう便利グッズ的な商品開発は、特定の需要に訴求するものなのかもしれませんが、何とも複雑な思いがします・・・。
「手軽で便利」の裏に隠されたリスクを知らぬまま使い続けた結果、足や体の不調を感じて悩むとしたら、とても悲しい事です。
やはり消費者自身が、便利さや手軽さだけに偏った消費行動に陥らないように、リスクを情報として共有した上での選択を促すような環境を整えていかないといけないのでしょうね・・・。
このご婦人には、今履いている靴が足に対してどのようなリスクがあるのかをご説明した上で、ご自身が抱えている足のトラブルにとって何が必要なのかを理解して頂く事により、靴の機能を見直すきっかけとなったようです。
足の裏が何で痛くなるのか、どうして疲れやすいのか、膝が痛いのが解消しないのは何故か、などの原因を履き物との関連でとらえ直す機会が殆どない日本の実情。
ちょっと足元を見つめ直すだけで、トラブルの原因が思わぬところに隠れているのが分かる筈なのですが・・・。
出来上がった健康靴を履いて頂いた時のご婦人の感想がとても嬉しかったです。
「今まで歩くために靴を選んだことがありませんでした。やっと靴が大切な事が分かったような気がします。」
健康靴を履いてお帰りになるご婦人の後ろ姿が、とても晴れやかに見えました。
第8回 足と靴の無料相談会 http://mbp-japan.com/kanagawa/robinfoot/seminar/442/
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