足の痛みと履きたいデザインの狭間に揺れる女性の気持ち・・・
当相談室で「足のカウンセリング」をご予約される方に多いトラブルの一つが、「変形性股関節症」です。
その中でも、母体での股関節の「臼蓋形成不全」が原因で、股関節が脱臼してお生まれになり、その後、成人してから股関節のトラブルが出てきたという方のご相談をお承りする事があります。
また、股関節の手術後の経過を経て、歩きやすい靴を探しているうちに、たまたま当相談室の事をお知りになったという方や、病院の待合室で、当相談室で健康靴をお作りになった方と偶然にお話しをされたのがきっかけとなり、ご相談に来る方が多いという傾向があります。
そして、そういう方々の多くが、軽くて脱いだり履いたりが簡単で、クッション性が強いスポーツシューズを履いておられます・・・。
中には、ご自身でインソールを工夫して脚長差を補っている方もいらっしゃいます。
これらの場合に見受けられるのは、靴のクッションが股関節への衝撃を軽減し、脚長差を埋めれば歩行がし易くなるという一部の効果しか知られていないという現実です・・・。
靴が足や関節のトラブルに対して、関節の可動域や筋力の低下による骨格の歪みや、体全体のバランスをサポートし改善する道具として、まだまだほとんど認知されていない証だと思われるのです。
病院では、靴の事に関しての専門的なアドバイスがほとんど無いのが実情で、靴を探すには「靴屋」に行くのが当たり前になっています。
そして、「靴屋」では、専門的なアドバイスが受けられないまま、ご自身で既製品の中からより良いと思われるものを選択するしかないというのが現状です・・・。
関節のトラブルを履物でサポートする事が出来る技術があるにも関わらず、その事がほとんど知られていないという現状は、大変残念な事です・・・。
靴と足の健康との密接な関係が、より多くの方に認知されるように、少しでも情報発信を続けていければと思っています・・・。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
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