足の痛みと履きたいデザインの狭間に揺れる女性の気持ち・・・
4年振りにご来店頂いた84歳になる御婦人。
「今日は古い靴の修理をお願いするのと、新しい靴を買いたいと思って・・・。」との事でした。
「去年、左の腰から足のつま先のあたりまでビリビリと痺れるような痛みで大変だったのよ・・・。」と御婦人。
「そうでしたか・・・。では、久しぶりに足を調べてみましょう・・・。」と私。
フットプリントを採取すると、右足の小指の付け根に荷重が掛かり過ぎているようです。
骨盤の歪みを調べると、以前よりも骨盤の傾きが強くなっていました。
「どうやら体が右へ傾く傾向が強くなったようで、右足の外側に荷重が掛かり過ぎていますね・・・。」と私。
「オーダーインソールの再調整をして、右への傾斜を軽減するためのサポートを加工しましょう・・・。」と提案しました。
「ついでに、普段履けるようなスニーカーを選んで欲しいの・・・。」と御婦人。
「う~ん、普段に履くなら、しっかりと安定性があるウォーキングシューズの方が良いと思いますよ。」と私。
「ええっ? でも普段に履くんだから、スニーカーならお手軽だし、履き捨てにもできるじゃない。」と御婦人。
「お言葉を返すようですが、普段に履く靴だからこそ、足のために負担の無いものを選んで、体が不安定になって骨格の歪みに繋がらないようにするべきだと思いますよ。」と私。
「そうかしらねえ・・・?。」と御婦人。
「とりあえず、インソールを手直ししますので、ちょっとお待ち下さい。」と私。
早速、オーダーインソールの再調整を終えて、御婦人が履いていたスニーカーに入れ直して歩いていただきました。
「あら、やっぱり手直しすると随分と感じが違うものねえ・・・。体がシャンとなった気がする・・・。」と御婦人。
「では、今度は安定性のあるウォーキングシューズで履き比べてみませんか?」と提案する私。
当相談室のオリジナル健康靴にオーダーインソールを入れ替えて、履いて歩いていただきました。
「あら、この靴は履くと軽く感じるのね・・・。確かにしっかりと歩けて、フラフラしなくなるわ・・・。」と御婦人。
「安定性のある靴の方が疲れ難く、足腰や膝に負担を掛けずに歩けますよ・・・。」と私。
「履き比べると良くわかるわねえ・・・。じゃあ、お勧めの靴にしようかしら・・・。」と御婦人。
納得して頂けて良かった!。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/