安全靴で外反母趾や内反小指になる?
男女を問わず、靴底のつま先より少し後ろの部分が楕円形のようなクレーター状に薄く磨り減っている方を時々見かけます。
そういう方の歩き方を観察すると、少し前のめり気味に歩いているか、つま先がペタンペタンとカカトと同時くらいに地面に着けてしまう歩き方をしています。
足指の付け根の部分に過多に荷重が掛かってしまう歩き方をしているのです。
人はカカトから接地をして足の外側から次第に足の内側にある親指の付け根に荷重を移し、最後に親指を中心とした指先で地面を軽く蹴りだして歩いています。
つま先を上げて自然にカカトから接地すれば、股関節を起点とした振り子運動を使って歩幅が自然に大きくとれる快適な歩行が出来るはずです。
前のめり気味に歩く方やペタンペタン歩きをする方は、カカトに掛かる荷重と前足部に掛かる荷重のバランスが悪く、普通よりも前足部に荷重の負担が強く掛かっている場合がほとんどなのです。
そういう方が履いている靴の底が、つま先より少し後ろの靴底が楕円形のようなクレーター状に薄く磨り減っていることが多いのです。
足の指の付け根付近に角質が出来る方、前足部にタコが出来るという方は、一度ご自分の履きなれた靴の底を確認してみるといいですよ・・・。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/