足首の関節が弱い方にはアンクルブーツがお勧めです

小黒健二

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テーマ:足と靴

本来ならば短靴のウォーキングタイプの健康靴をお勧めする程度の足関節のトラブルであっても、体重が標準よりもかなり重い方であれば、アンクルブーツをご提案しています。
なぜなら、短靴だと足首の捩れに対する体重の負荷が支えきれずに、短期間で靴の履き口が変形してしまう恐れがあるからです。
でも、4月ともなると春から夏の装いを意識する季節でもあり、その時期に足首まで覆うタイプのアンクルブーツをご提案するのは季節はずれのように感じる方もいらっしゃいます。
そこで、必ず短靴とアンクルブーツの2種類のテストシューズで、その違いを体感して頂くようにしています。
大方の方が、「なるほど、ブーツの方が楽に歩けるのね・・・。それに思ったよりも軽く感じる・・・。」と言われて趣旨を納得していただけます。

まだまだブーツは防寒用の靴と思っておられる方が多いようで、凸凹道や傾斜のある路面から足首を安定させて守るための靴という機能面については、ほとんど知られていないような気がします。
バスケットシューズや軽登山用のトレッキングシューズであれば、アンクル丈のハイカットシューズは当たり前のように市民権を得ているのですが、タウンシューズ用になると装いや季節感を演出する事に目が向けられがちで、機能面はほとんど注目されていないようです。

身長が150cmそこそこで、体重が70kgを超える変形性膝関節症の御婦人にお勧めしたのは、まさにアンクルブーツの健康靴でした。
初めは「ええ? こんなゴッツイ靴しかないの・・・?」と少し顔を曇らせていましたが、短靴とブーツのそれぞれのテストシューズを履き比べていただいた結果、
「ブーツの方が全然歩き易いわ。」と印象が一変したようです。

4月だろうと7月だろうと、足関節のトラブルがある方にとってブーツをお勧めした方が良い結果になるなら、自信を持ってお勧めし、ご納得を得るのが私の役割でもあります。

「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/

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小黒健二
専門家

小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

小黒健二プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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