中足骨骨頭痛(ちゅうそつこつこっとうつう)
毎年10月頃から2月頃にかけて靴屋さんや小物屋さんの店頭で見かける「ムートンブーツ」なる履物・・・。
もともとサーフィンをする人の足元を冷やさないようにするために履かれたもので、砂浜を歩くという前提で、靴底が厚めのビーチサンダルのようになっています。
表面素材は起毛した牛革(ムートン)で、内側にはファーが施されています。
日本市場に流通しているものは、比較的合成皮革のものが多いようです。
子供用のものも多く見かけます。
ムートンブーツと同様に、夏になると見かけるカラフルな合成樹脂製のサンダルも川遊びやビーチで履かれていたものが流行したようですが、やはりソフトな履き心地や軽さが売りで、子供用も見かけます。
どちらの履物もタウンシューズとして使用するには、足骨格への負担が強いというリスクがありますが、流行してしまえばそんな事は顧みられないようです。
そんなムートンブーツを履いた若いお母様と小学校低学年位のお嬢様が歩いている後姿を観察すると、明らかに足首が内側に捩れている場合があります。
暖かそうで柔らかくて軽くて、脱ぎ履きが簡単なムートンブーツ。
涼しげで軽くて柔らかくて、カラフルなキャンディーカラーが可愛い、脱ぎ履きが簡単な合成樹脂製のサンダル。
どちらもフワフワとクッションが効いて気持ち良く履けると人気も高いようですが・・・。
しかし、体を支える安定性に欠けるので、体重の負荷が掛かる足骨格には負担の強い履物である事も確かです。
なんだか冬と夏に同じような感覚の履物が、同じように手頃な値段で靴屋さんや小物屋さんの店頭で一斉に展開されるのを見ると、少し悲しい気分になります。
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