友達が履いている靴が履きたい

小黒健二

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テーマ:足と靴

大学生の次男が流行のキャンバス地のクラシックタイプのバスケットシューズが履きたいと言い出しました。

彼には子供の頃からしっかりとした靴を履かせていたのですが、高校に入学するとローファーを履きたいと言い出だした事があります。
「いいよ、たぶん足が疲れて履きたくなくなるから・・・。まあ、経験してみれば分かるよ。」と私。
結果、半年ほどで彼はローファーを履かなくなりました。
ローファーは脱ぎ履きが簡単に出来るスリッパのような靴です。
中高生の外反母趾や巻き爪、足首の歪みの原因になる靴です。
足と靴が一体になりにくく、多くの場合、靴に足を合わせざるを得なくなります。
このような過去の経験があるにもかかわらず、今回もまた周りの友達の影響を受けての言動なのでしょう・・・。

「好きにすれば・・・。但しすぐに履かなくなるのが目に見えるから、自分で買ってよ。」と私。
彼にも薄々結果が分かっていたのでしょう・・・。その後、友達のバスケットシューズを借りて試しに履いたらしいのです。
「痛くて、疲れて、履く気が起こらなかった・・・。」と母親に告げたそうです。

靴芯のないゴム底で作られ、音もなく歩けることから「スニーカー(忍び足)」と呼ばれるようになった代表的な運動靴がクラシックタイプのバスケットシューズです。
あの「ウエスト・サイド・ストーリー」でも若者達が履いていて一躍ブームになったものです。
相対的に足の筋力が弱く、骨格の歪みが多くなった最近の若者には、返って足のトラブルを助長しかねない靴でもあるので、注意が必要です。

このような経緯があり、今次男はある程度靴底がしっかりとした革風のクラシックテニスタイプのスニーカーにオーダーインソールを組み合わせて履いています。
その後、クラシックタイプのバスケットシューズの事はいっさい口に出さなくなりました。

 第6回 足と靴の無料相談会 http://mbp-japan.com/kanagawa/robinfoot/seminar/
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/

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小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

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