靴を選ぶ基準

小黒健二

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テーマ:足と靴

「足に合った靴を選ぶ」と言葉で言うのは簡単ですが、実際には見た目の嗜好で靴を選択し、「靴に足を合わせてしまう」場合が多いようです。
人間の足はつま先が尖っていないのに、靴はつま先が尖った方がスタイリッシュでエレガントに感じてしまいます。
紐や甲ベルトなどの無いシンプルなデザインの方がフォーマル向きだと受け取る方も多いようです。

外回りの営業活動等のお仕事で歩き回るのにウォーキングシューズを履く事が出来ないという御婦人。
仕事柄スーツにパンプスを履かなくてはならないそうで、ヒールも3cm以下のものは絶対にダメなのだそうです。
でも、足は外反母趾が強く、足の横アーチが低下して足裏に角質があります。とてもヒールパンプスはお勧めできません・・・。
膝や腰にも痛みがあるというのに、これ以上パンプスを履いてお仕事を続けたら、痛くて歩けなくなってしまうと思うのですが・・・。

立ち仕事や歩き回る仕事をする方にとって、歩く機能ではなく、服装によって靴が決められてしまう事ほど辛いものはありません。
足が痛くて仕事に支障が出たとしても、見た目を優先され、痛みの方を我慢しなければならないという厳しい状況・・・。
ご本人は「足に合った靴が履きたい」と切実に願っているのに、現実にはそれが叶わないという板挟みの苦悩・・・。

靴に関しては、まだまだ服装の一部として捉え、足の健康を基準とした考え方は二の次、三の次にされがちです。
靴を選ぶ基準はファッションとしての要素が最も大きいのです。
靴を選ぶ基準として一番大事な「足の機能」や「足の保健」という捉え方はほとんど皆無であり、そのための啓蒙活動も充分ではありません。

 第6回 足と靴の無料相談会 http://mbp-japan.com/kanagawa/robinfoot/seminar/
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/

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小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

小黒健二プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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