靴の修理時に補正加工を強化した例

小黒健二

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テーマ:足と靴

リウマチで足首の関節に障害をお持ちの御婦人に作った健康靴の修理を承りました。
靴は履いているうちにカカトの外側が磨耗で磨り減ってきます。
一般的に毎日同じ靴を履いていれば、おおよそ半年位でカカト部分の靴底の修理が必要になってきます。
特にこの御婦人のように足首の関節の変形等のトラブルがある場合は、靴のアッパー(靴底から上全体)自体が偏った負荷の影響で型崩れしてしまう場合があります。

この方の場合、右足首が外側に倒れ込む度合いが強いため、靴底の修理と共にサポートを強化するために追加の補正加工を施しました。
下の写真をご覧になって頂くと分かるように、右足の靴底に外側からアッパーの外側の下を包むようにサポートを加工して、足首の安定性を高める工夫をしました。

靴は長く履いているとどうしても型崩れが起こります。
そんな場合、型崩れの原因になる足の安定性を補強するような加工を追加することによって、靴の寿命を伸ばす事が出来るのです。

「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/

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小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

小黒健二プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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