安全靴で外反母趾や内反小指になる?
足は地面からの刺激を受けて発育します。
成長期に足裏からの刺激が充分に伝わらないと、足裏のセンサーが受け取った情報を基に、足のアーチや足の筋力やバランス感覚の健全な発育が促されません。
成長期に足を使って遊ぶことで、足裏からの刺激を充分に受け取り、体の筋力やバランス力や俊敏性を身に付け、骨と関節に適度な負荷を掛けて骨格の発育を促すことが重要です。
また、成長期にクッション性の良い靴ばかり履かせていると、足裏への刺激が伝わりにくくなり、体のバランスを取るための筋肉や関節の動きが鈍くなると言われています。
従って、裸足や草履を履かせて外遊びをさせることは、足の健全な発育を促す有効な手段なのです。
そう言えば私が小学生の頃、徒競走で学校の土の運動場を地下足袋を履いて走ったのを思い出します。
今思い返すと、ああいう事が成長期の足を鍛えるための良い習慣だったのかもしれませんね・・・。
そう言えば、電車やバスの中で子供を立たせているだけでも、足腰を鍛えることになるんですよ・・・。
最近は、むしろ子供達が席に座って大人が立っている光景を目にしますが、これでは子供達の体育のためにはなりません。
足腰を鍛え、バランス感覚を鍛えるためにも、またお年寄りへの思いやりを育むためにも、子供達を積極的に立たせましょう。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/