頚椎ヘルニアの手術を受けられた御婦人

小黒健二

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テーマ:足と靴

開店して間もなく、杖を付きながらご来店された70代の御婦人。
病院で頚椎ヘルニアの手術を受けられたとの事。
足元を見ると伸び縮みする素材で出来た軽量で柔らかな面マジックの靴を履いておられます。

「お宅で足に合った靴を作ってもらえると聞いて来たんですが・・・。」と御婦人。
「はい、足のトラブルの原因を調べて、足をサポートする靴をご提供します・・・。」と私。
「じゃあ、作って下さい。」と御婦人。
「まず、足のカウンセリングをするのですが、靴が完成するまでに1時間20分ほど掛かりますが・・・。」と私。
「えっ? そんなにすぐに作ってもらえるの? 履いて帰れるの?」と御婦人。
「靴底に手直しを加えるような重大な足のトラブルが無ければ、履いて帰れますよ。」と私。

こんなやり取りを経て、御婦人の「足のカウンセリング」が始まりました。
この方は骨盤の歪みが強く、体全体が右へ傾いています。さらに左の足首の歪みが強く、左足が体の内側に倒れ込んでいます。
また、足よりも小さめの靴を履いていたせいで、左足の第2指の爪が肥厚しています。
常に骨盤ベルトを巻いてお過ごしのようでしたが、とりあえず外していただくことにしました。

そんな「足のカウンセリング」の結果に基づき、早速健康靴を調整加工しました。
「さあ、どうぞ歩いてみて下さい。」と私。
「あら、軽いわねえ・・・。杖がなくても怖くないわ・・・。」と御婦人。
「足や足首が安定する事で姿勢が安定しますので、骨盤ベルトや杖に頼らなくても歩けるでしょ?」と私。
「本当だ・・・。このまま履いて帰ります。」と御婦人。
見ていると、手際よく杖を折りたたんで手提げ袋に入れてしまいました。

「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/

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小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

小黒健二プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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