膝の痛みを助長する靴と外反母趾や扁平足を助長する靴
人間の土台骨とされる踵骨(しょうこつ)。
この踵骨(しょうこつ)の歪みが様々な骨格の歪みの引き金になることはあまり知られていません。
最近の子供や若者に多くみられるのは踵骨外反(しょうこつがいはん)による偏平足予備軍や外反母趾予備軍、そして足指の筋力低下による開張足や浮き指等です。
こうした脆弱な足が立位のバランスを崩し、姿勢の悪い骨格を産み、足腰の弱い大人を増やす結果になるのです。
正しい靴の履き方の啓蒙や外遊びや運動を奨励することによって予防できることばかりなのですが、残念ながら実効性のある継続的な取り組みがほとんど無いのが実態です。
「保健」に対する取り組みが疎かになれば、結局は「保健」に費やされる費用の増大を招く結果になり、高齢化社会への対応が遅れるばかりなのに、どうもちぐはぐな対応が目立ちます。
国民保健に対する抜本的な意識改革が問われています。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/