自己管理(自立)に対する考え方の違い

小黒健二

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テーマ:足と靴

「生活習慣病」という名の現代人特有の便利な生活習慣がもたらす様々な障害に立ち向かうには、健康に対する自己管理が求められます。
しかし、自己管理を促すには、障害の原因に対する正しい知識と予防法の啓蒙が必要です。
高齢化社会に本気で備えるならば、国を挙げて健康障害の原因を正しく説明し、正しい予防法を啓蒙して、一人一人の自己管理を促すべきだと思います。

例えば、メタボリック症候群に対する警鐘を目にする機会はあっても、その場限りの記憶の中に留まってしまう事が多いようです。
残念ながら虫歯予防の歯磨きをする習慣のように日常生活のなかに溶け込むまでには至っていません。
さらに言えば、足の健康に対する予防法などは全く目にする機会さえありません。
正しい歩き方や正しい靴の履き方、選び方などの具体的情報はほとんど伝わってきません。
50代を過ぎるころから足腰のトラブルで悩む方が急増しているにも関わらず、その予防法が啓蒙される機会はほとんどありません。

当相談室でも、靴の履き方や歩き方の解説をするのが当たり前なのですが、大抵の場合「でも実際はなかなか出来ないですよ・・・。」と言われる事が多いのです。
そこで、虫歯予防の歯磨きの習慣に例えて「靴を正しく履く事や正しい歩き方を身につけることは、歯磨きをするのと同じくらい大事な生活習慣なんですよ。」と解説すると、
「歯磨きと靴を履くのとは違うと思うなあ・・・」と言われることがあります。
靴を正しく履くことや正しい歩き方を身につける事が、足や膝への負担を軽減し、足腰の健康を予防することに繋がるという意識がないようです。

同じ健康に対する自己管理(自立)への考え方の違いが浮き彫りになってきます。
自己管理を促せば、余計な医療費の軽減にも繋がり、健康な生活の維持にも役立ち、それこそが高齢化社会に対する一番の特効薬のはずなのに・・・・。

「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/

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小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

小黒健二プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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