安全靴で外反母趾や内反小指になる?
悪魔の靴とは西欧の悪魔が履く、先が尖ってつま先がクルリと巻き上がった靴のことなのですが、実はパンプスを指す比喩としても使われています。
つま先が尖ってヒールの高いパンプスの魅力に囚われると、足の健康を害してまで履き続けてしまうことを暗に戒めて、こう呼ぶようになったのです・・・。
悪魔に魂を売ったようにパンプスに魅入られ、その結果、足の健康を損なってしまう・・・。
なんとも罪深い靴があったものです。でも、女性はその靴を履きたがるのも厳然とした事実なのです。
また、こんな指摘もあります。
「つま先を締め付ける靴を履くと水虫になりやすい。」
靴先で足の指が圧迫されると指と指がおしくら饅頭状態になり、皮膚が接したままになることで通気が損なわれ、水虫になりやすいのだとか・・・。
また、通気性の悪いナイロン製のストッキングも足を蒸れやすくするので要注意なのだそうです。
さらに、足の爪もダメージを受けることによって、爪白癬にもなりやすいのだとか・・・。
悪魔の靴と揶揄されるパンプスは、足の健康にとっては大敵なのですが、履きたいと思う人がいる限り、やはり必要とされる履物なのでしょう・・・。
従って、現実的な対処法としては、パンプスを履くことで足の健康を損なう恐れがあるという事実を受け入れ、自己管理と自己責任の下に履くということなのでしょう・・・。
足が痛くなったら、パンプスの履き過ぎに注意して、足の指先を動かす運動をしたり、許される限りウォーキングシューズに履き替えてみるとかの工夫が大事だと思います。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/