あの子、大丈夫かな?

小黒健二

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テーマ:足と靴

朝、いつものように田園都市線長津田駅のエスカレーターを利用していると、これまたいつものように右脇を歩いて登っていく人達が通り過ぎていきます。
その中に布製のエレキギターのショルダーバッグを肩から担いで昇っていく若者がおりました。なにげなくその後ろ姿を見て、「あちゃ~っ」と思いました。
クラシックな布製のバスケットシューズの左足が、かなり捩れて足首が体の内側に倒れ込んでいるのです。
ゴム製のロール底のカカトの内側が削れて、ほとんど無くなっています。
エスカレーターから降りた私の遥か先を行くその若者は、自動改札をすり抜けてJR横浜線の改札の方へと通路を駆け出しているところでした。
次の瞬間、彼はよろけて転びそうになりました。左足がもつれたのです。あれだけ靴底のカカトが異様に内減りしていれば、足首が安定するはずがありません。
幸い、体勢を立て直して何事も無かったかのように立ち去っていく若者・・・。

「あの子、大丈夫かな?」と心配せずにはいられませんでしたが、それは私の息子と同じくらいの年代の若者だったからでしょう・・・。
インディーズバンドに興味を持つような雰囲気が漂っていたからかもしれません・・・。
これが自分の息子だったら、そんなに底が磨り減ったままのスニーカーを履くんじゃないと注意していたことでしょう・・・。
ましてや、決して足の状態を放置できずに、インソールを無理やりにでも処方したことでしょう・・・。
通勤、通学の時間帯は結構な人数で、足のトラブルを抱えた人を発見してしまいます。
一種の職業病なのでしょうか・・・?

「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/

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小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

小黒健二プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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