コラム
足に掛ける荷重のバランスを変えると姿勢が変化する
2011年9月2日 公開 / 2014年7月17日更新
つま先立ちをすると、足の前足部に片寄った荷重に対して立位のバランスを取るため、体全体の姿勢を変えて適応しようとします。
前傾した骨盤に対して腰椎は伸展(後ろに反る)し、胸椎も伸展(後ろ背)します。
その姿勢を受けて、頚部は屈曲(前倒し)します。
足元の重心移動を受けて、自然に体がバランスを取り、立位の安定を図ろうとするのです。
さて、上の図のような不自然な姿勢をとり続ければ、腰痛や背骨の張りや痛み、頚椎の張りや痛み、肩こりが起こらないわけがありません。
もうお分かりでしょう・・・。ハイヒールを履くということは姿勢の変化を起こし、筋肉や腱に過剰な負担を掛け、痛みや骨格の歪みの原因になるのです。
ハイヒールを履き慣れた方が、スニーカーやフラットな底の靴を履くと、体が後ろにそっくり返るようで履き辛いと感じたり、ふくらはぎが張るように感じるのも、ハイヒールで変化した姿勢に慣らされてしまった結果なのです。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
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