インターナショナル レスキュー
私達は何のために消費しているのでしょう?
ふと、気になったことはありませんか?
生命を維持するための消費は、誰にとっても必要不可欠なことです。
最低限の生活を維持するための消費も必要なことです。
しかし、恐ろしいのは、消費のための消費。いや、消費しきる前に消費させられる続けるという消費社会の行く末です。
体重200kgを超えてもなお、食べ続けずにはいられないという人の話をTVで見たことがあります。
もう、食べることが目的で生きているようなものです。自分自身で体が支えられなくなってもまだ、食べることはやめられないのだそうです。
今、私達の社会にも、これと似たような現象が起きていないでしょうか?
物を買わずにはいられないという衝動。物を買わないと不安になる心理状態。物を買うことでストレスが開放されるという人達。
新製品を買わないと遅れをとるという不安。常に新製品を身につけることで、いつも新鮮な気持ちで自分をより高められるという人達。
どんどんと短い消費サイクルになり、目まぐるしいばかりに更新される新製品の数々。新しいテクノロジーに裏打ちされた新しい市場が、目の前に広がっては消える情報化社会。
新興市場に我も我もとドッと参入したかと思えば、すぐに新たな新興市場の可能性が話題になる世の中。
充分に満ち足りている物に囲まれてなお、際限のない消費欲。
人の消費欲は、あたかも麻薬のように、人の心の中に消費せずにはいられないという精神状態を生み出し、禁断症状で苦しめているようです・・・。
かつてないスピードで膨張する消費社会は、常に消費し続けることでしか維持できないという悪循環にどっぷりと浸りきっているようです。
私達はこの悪循環のサイクルから逃れることができるのでしょうか?
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/