足の痛みと履きたいデザインの狭間に揺れる女性の気持ち・・・
足の甲が高い、ふくらはぎや足の裏や指先がつっぱる、踵や足裏に厚い角質ができる、原因の分からない腰痛がある、などと悩んでいる方。
もしかしたら、ハイアーチが原因かもしれません。
ハイアーチとは、土踏まず(足の縦アーチ)が縮んで高くなる状態のことですが、簡単に例えると、扁平足の正反対の状態だと考えて下さい。
以外と女性に多い足の症状です。
原因としては、むりやり小さい靴を履き続けたり、足の細い方が幅広の靴を履いた際にブカつきを防ぐため、足裏の筋肉(土踏まず)を縮めたままで靴を履き続け、その結果、土踏まず(足の縦アーチ)が縮んで伸びにくくなり、高いアーチの足(ハイアーチ)になってしまうケースが考えられます。
ハイアーチになると、土踏まずが縮んだまま伸びにくくなるので、足のクッション機能が低下します。
(ちなみに、扁平足は土踏まずが伸びたまま縮む力を失うので、足のクッション機能が低下するのです。土踏まずは伸び縮みを繰り返して衝撃を吸収する「板バネ」のような機能を果たします。)
踵や足裏の指の付け根を中心に荷重がかかり続けるので、厚い角質ができます。
また、ハイアーチの影響で足裏の接地面積が少なくなっているので、ヒールの細いパンプスを履くとさらに接地面積が僅かになり、不安定に感じる方が多いようです。
足の甲が盛り上がるので、いわゆる甲高の足としても知られています。
対処法は、インソールで足裏をサポートして、足裏の接地面積を擬似的に増やし、足裏に掛かる荷重を分散する方法が効果的です。
足裏に掛かる荷重が分散されると、荷重が集中することによる皮膚の防衛反応として出来る角質が、かなり出来にくくなります。
また、筋肉の痛みや疲労感が軽減されるので、歩くのが楽になります。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/