盲導犬の気品
「となりのトトロ」のテーマ曲「散歩」という歌の歌詞を聴くと、元気に歩くメイちゃんの姿が思い出されます。
人間にとって、歩くことは最も基本的な「運動」です。
人間の体(脳も含む)は運動(労働)によって機能を高め、維持していますが、その一方で、人間は「楽」をしたがります。利便性や簡便性を求めます。
つい最近、こんな話を聞きました。
膝が痛くて整形外科を訪ねたご婦人(70代)が医師から「歩くと痛みが強くなるから、あまり歩かないように」と言われ、どこへ出かけるにも、整形外科へ行くにもタクシーを使っていたそうです。
けれども膝の痛みは改善しないまま、時間だけが過ぎてしまいました。
最近、毎回のタクシー代が負担になってきたので、節約のために思い切って歩く機会を増やしたのだそうです。
整形外科にも歩いて通うようにしたそうです。
するとどうでしょう。あんなに痛かった膝の痛みが、徐々に軽減してきたと言うのです。
これは別に奇跡ではありません。「歩く」という運動によって膝の関節機能が回復したのです。
知らず知らずのうちに「運動療法」になっていたのです。
歩くと膝が痛いから歩かない。歩かないから膝の関節機能が衰えてよけいに歩けなくなる。
そんな時、靴を見直して下さい。靴で膝の負担や痛みを軽減することが出来るのです。膝の痛みが軽減されると、歩く意欲が湧いてきます。
歩くと膝の機能の回復に繋がります。歩くのが楽になります。出かけたくなります。
歩こう!歩こう!私は元気!
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/