安全靴で外反母趾や内反小指になる?
前回からの続き・・・
ご婦人がご来店された際に、右足の靴が極端に内側に倒れこんで、右足の親指の付け根が出っ張り、靴の横幅が張っていたのは、まさに足首が内側に歪んでいたせいなのです。
けれども、足の痛みを少しでも緩和しようと、柔らかい素材とクッション性のある靴底で出来た足ざわりの良い靴を選択して履き続けた結果、かえって荷重のかかる足が不安定になり、足の歪みを助長することになってしまったのです。
この方には、健康靴の中に入っているフットベッドインソールに、足が内側に倒れこまないよう調整をして、尚且つ右足に5mmほどの高さを加えて骨盤の調整も試みました。
しっかりと靴紐を締めて履いていただき、店内を歩いてもらいます。
「あら、なんだか背が高くなったみたい・・・?」
「倒れていた足首が支えられ、右足に少し高さを加えたので骨盤の歪みが緩和されたからだと思いますよ」と私。
「え~っ??、足が痛くないわ・・・思ったより靴が軽く感じる・・・」
「足が痛いのは、足の筋力が低下して足の骨格が歪むことが原因です。だから、足を安定させると痛みが緩和されて楽になるでしょ?」と私。「足が痛いからといって足ざわりの良い柔らかい靴ばかり履いていると、かえって悪い結果になることがありますからね・・・。」
「そんなこと初めて聞いたわ・・・」とご婦人。
足の筋力の低下による足の骨格の歪みはどうして起きるのでしょう?
①靴の履き方、選び方、運動不足などの生活習慣に関わるもの
②病気や怪我などの外的要因で引き起こされるもの
この二つに大別されるのではないでしょうか・・・。
皆さんも「足のカウンセリング」で、ご自分の足の痛みの原因を把握することからスタートしませんか?
きっと今まで見えなかった、足と靴の新しい世界が広がるはずです。
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「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/