足の健康を高めるウォーキングとウォーキングシューズ

小黒健二

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テーマ:足と靴

ウォーキングは健康を高める有効な運動です。
足腰を鍛えるためにも、ウォーキングのための靴は慎重に選択して下さい。また、靴の履き方や歩き方にも気を配りましょう。
靴の選択を間違えると、ウォーキングをしたせいで、かえって足や膝を痛める結果になることがあります。
時々、ステップインタイプ(靴紐やマジックベルトがないタイプ)の柔らかいスニーカーを履いてウォーキングしている人を見かけますが、足指に負担を掛ける恐れがありますし、足首が安定せずに膝を痛めるリスクがあります。

①ウォーキングシューズは靴底のしっかりしたものをえらびましょう。(簡単に雑巾絞りができるような靴は×です)
②ウォーキングシューズは紐靴であることが基本です。(折り返しのマジックベルトで足を固定するタイプは△です)
③靴のサイズは、つま先に余裕寸を1cm~1.5cm確保できるサイズが適正です。
④靴を履いたら、カカトをしっかり靴のカウンターに密着させて足首が不安定にならないようにしましょう。
⑤つま先の方から靴紐を締めて靴の中の足がずれ込まないように安定させましょう。
⑥つま先を引き上げて膝を伸ばし(膝関節の負担が軽減されます)、カカトから接地するように歩きましょう。
⑦自然に歩幅が伸びるので、軽く腕をふりましょう。(足と手の振りが左右逆になることで体が安定します)

毎日20分以上継続して歩けば、しだいに筋力がついてくるはずです。楽しく歩きましょう。
アップダウンや公園などの尾根がある凸凹した道を歩くと、より負荷をかけた運動になり、バランス感覚も高めることができます。
ウォーキングは足し算の効くスポーツです。10分歩いて5分休憩してから15分歩くと、25分歩いたのと同じになります。

 「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/

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小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

小黒健二プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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