安全靴で外反母趾や内反小指になる?
虫歯を予防するために、子供の頃から歯磨きの習慣を身に付けることは大切なことです。
同じように、子供の頃から正しい靴の履き方を身に付けることは、足の健康や運動能力、バランス力を養うために大切なことなのです。
足の指は、大地を掴み取って踏ん張る役目を担う重要な器官です。
足の指先が踏ん張ることで、足首が安定して膝が安定し、しっかりと体を支えることができるのです。
ですから、子供の発育にとって足の指先の筋力を鍛錬することは、次第に大きく重くなる体を支える基礎筋力を養うという大切な役目があるのです。
足指が自由に動き、且つ足首をしっかり支えて安定させることが、靴に求められる重要な機能です。
そのためには、機能を重視した靴の選択だけでなく、「正しい靴の履き方」がキーポイントになります。
ただ、残念な事に、日本では「正しい靴の履き方」は手間が掛かる面倒な事として理解され、生活習慣として確立することがなかったのです。
この事実は、子供の筋力や体育にとって、とても不幸な環境です。
正しい靴の履き方とは、
①靴のカカトに足のかかとを密着させる。(かかとトントン)
②靴のカカトに足のかかとを合わせた時、靴先に1cmほどの余裕(空間)を確保する。(つま先に余裕)
③靴紐やマジックベルトを締めて、足が靴の中で泳いで不安定にならないようにする。(靴紐やマジックベルトを締める)
この3ステップが「生活習慣」として確立することが大切なのです。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/