お墓をつくろう 番外編 石屋さんってどんな人?
中国の石だけはやめてという人がいます。あえて聞いていることは
「中国の石は信用ならない」というお客様はそれなりにあります。
「石」に注目していますが中国で採れた石が必ずしも悪いとも言えませんし、唯一上げるなら国内にお墓として当たり前に建つようになったのはここ30年で歴史がなく、それ以上の経年の変化は石屋も見ていないということです。
そして何よりのデメリットは選択する色の幅が減ること。
そうなるとあれれ?ということになる方もいます。
ですから、最初に「どんな色をお好みなんですか?気になっている石はありますか?」ということは聞きます。
そうすると中国の石にヒットしてしまうんですね。
石そのものより「加工」が大事なのでは
「中国」は日本の墓石のほとんどを作っています。とテレビで10年近く前に言ってしまった石屋さんがいましたが、本人のお店がそういう状態で答えたのを「編集されたのか」はたまた本気で自身も思い込んでいたかは謎ですが、事実とはちょっと違います。
それは日本国内でも国内の石がまだまだ加工されているということ。ただ、外国からの原石を加工して墓石にする人はだいぶ減ってきているのは確かですが、こだわりをもって外国材も原石から国内加工という方もいます。
ただ、それでも「中国加工」というものはかなりの割合であるというのは実態です。
そしてほかの国の原石も中国に入り、加工地としての存在は大きいものはあります。
もちろん一部日本生まれの石も原石として中国に入り、加工されて戻ってくるということもあります。
これに関してはすべての国産の石ではなくほんのごく一部の種類となりますが逆輸入もあるのも事実です。
ですから「中国は嫌だ」が加工に関してとなるとほとんどの外国材は選択肢から消え、一部のインド産のインド加工、国内での内外問わず原石からの加工、現在ではベトナムの材料なども一部入るようになってきています。
選択肢はほぼなくなる中でもう一度何を選ぶか?
ちなみにインド材でインド加工も可能な石で考えると
加工地は
インド
中国
日本
という選び方はできます。
どこで加工するのが一番高いのか?
それは日本です。
つまり同じ原石の価格で仕入れても国内が一番加工は高くなります。
その加工費を抑えられるのが外国での加工という部分になります。
素人目には一緒の加工の部分も石屋が見れば大きな差があります。
原石が手に入るものはもちろん外国産・国内加工もできますがそれに準じた価格となります。
中国は嫌だは=より良い製品を選びたい
より良いクオリティーのものを自分のお墓にという方は国内の石・国内加工で。
といった感じで、「中国の石は嫌・加工ももちろん嫌」となると答えはそのあたり、
もしくはインド材インド加工のほんの数種の石ということになります。
ベトナム産もありますが何分歴史が浅いので墓石となると現在はあまりまだ積極的にはお話しできません。
石選びでほぼ加工地が決まるという現実をまずはご理解ください。