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大橋理宏(おおはしまさひろ) / 石工技能士

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コラム

横須賀市営墓地 返還工事 ただ今真っ最中 改葬・墓じまい

2017年2月15日 公開 / 2020年8月25日更新

テーマ:大切なこと

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

コラムキーワード: お墓

今回の返還工事に関していうと市営墓地内に永代供養墓が完成し、そこにすでに市営墓地内に区画を持つ人が優先的に入れる区画を用意したことによって起こった事。

全体で400を超える返還申し込みがあったという。

なぜ優先的に?

墓じまいを誘発していないか?

そういう人も間違いなくいる。

市民の目線で見てみよう

市営墓地があれば申し込みをしてお墓を建てたい人がまだまだいるが、すでにいっぱいで前回の募集のキャンセル待ちの順番であき墓地が出ると案内が今までは来ていました。

年間にして大した数にはなりません。

そして市営墓地の面白いところは継承者の確認なしに一定期間市民であり成人であれば申し込みができました。

なので当選確率を上げるために4人家族全員で申し込んだら全員あたってキャンセルしたというようなひとも過去にいました(笑)

それはおいておいて継承者のない人(例えば子のない夫婦)がお墓を建てれば当然お二人が亡くなった後に無縁化します。

管理費が入ってこないことから、無縁墳墓の改葬公告を経てお墓を市の税金をもって片付けるという事が発生します。

これは明らかに市民サービスとはいえ税金を使いすぎます。

こういった予備軍が市営墓地利用者の中にかなりいることは以前から使用者の相談で明らかでした。

例えば寺院でも檀家を離れるときや永代墓に移るときは自分で更地にして返すのが慣例です。

なので、優先的に永代の枠をつくっても、建てた使用者が片付けて、次に使う方に向けてすみやかに更地返納するのが一番で、市の税金の無駄遣いも減ります。

墓じまいを助長するかと言われれば否定できませんが、供養する意思もって墓じまいをしていくという一面を見れば仕方のないことです。

先に述べたように何よりお墓を建てたい方が待っている状況で、それにストップをかけることこそ良くないかと思います。

実際に建設発表があった際に市に対し質問をすると、いわゆる一般募集のみのイメージしかもっていなかったので組合の名をもって市がやるべき喜ばれる方法として、返還の優先薬を必ず作ってほしいと提言を3年前にしてきました。

私たちの組合活動としても市に対しあまり協力をしてこなかった面があるので、強くは言えませんが墓地に関し相談できる相手になれればと常々思っています。

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