お墓をつくろう 番外編 石屋さんってどんな人?
タイトルに書きましたが「魂」の存在のお話がもう一つの特徴。
神道では、人がなくなるとその「死」を穢れとして扱います。
ですから家庭内では神棚を閉じますし、神社では鳥居の下をくくらないなどといった習慣もあります。
そして、焼骨されたご遺骨もやはり「穢れ」として扱われるようです。
ですのでご遺骨を納めるお墓(奥津城)は清浄なる境内地には作らないようになります。
で登場するのが「魂」の存在。
大きな神社などに行くと氏子の祖霊をまつる社殿「祖霊社」などがあります。
(御霊神社など例外はもちろんありますが。)
そこで、お預かりした「お御霊」をお祀りするのです。
つまり社殿でも先祖のお参りは可能ということになりますね。
靖国神社などを想像するとわかりやすいのかもしれません。
じゃあお墓はいらないのか?
お墓の存在は、一つはご遺骨=亡骸の預け場所としての存在。
そして、穢れとなった故人とのあの世とこの世との境界の意味を成しているものかという説も。
天の岩戸がお墓の起源という説とかぶってくるところもあります。
ご先祖様との面会の場所であることは間違いがないようです。