お墓をつくろう 番外編 石屋さんってどんな人?
案外こだわっていそうでこだわって無いように思える石。
もしもあなたがどこかで見た墓石の色から選択するのなら。
墓石材に使われる石の色はそれほど多くはありません。
白御影といわれる白黒の斑点がある感じの石
黒御影といわれる真っ黒に近い石
この白黒の間に点在するグレー系統の石
濃淡があるが紺色系統の石
赤から茶系の石
緑系統の石といったところが主な色です。
もちろんその周辺の色も少しはありますがそれほど多くはありません。
国産の石ではこのすべての色はまかなえません。
つまり色から入っていくということは「この色の国産で」という指定はできないということです。
逆に輸入材のほうが色の幅があるということになります。
さてここで気を付けなければいけないことを書きます。
まずは導入部分ですので画像はつけませんのでイメージしていただければと思うのですが、
自然が作った石という素材はそれぞれの条件下でできたものでたまたまそのエリアでしか取れないものに名前を付けていますので似て非なるものもあります。
特に素人目に白御影や黒御影は全部同じに見えるかもしれませんがところ変われば石も違うのです。
石を直接触って日々見ている私たちでも見分けのつかない石はあります。
ですから、知っていただきたいのは頼んだ石が本当にその石かを石の名前を聞くなりしてください。
たとえばインド黒とだけ表現されていると価格の幅は結構ありますのでそこで確かにインド産だけど粗悪な石などもあるということです。
大切なお墓ですのでまずその石の流通している名前をしっかり見積書もしくは契約書に書いていただいてください。
その方がのちにトラブルがあった場合でも消費者側が有利になります。
漠然としたもので契約をすると嘘ではないという逃げ道ができてしまいますのでご注意ください。