改宗してもいいの？

2014年4月19日公開 / 2020年8月25日更新

テーマ：良くある質問

コラムカテゴリ：冠婚葬祭

コラムキーワード：お墓

まずは石材店の立ち位置から言わせていただければ良いかと思っています。

理由は単純です。

改宗すること＝より積極的にお参りに行ってもらえるお墓が作れる。（仕事もでる）ということになります。

用は近くに今までご先祖様を祀っていた宗教もなく、この際近くにと思うのでしたらそれはありだと思っています。

ただし、この後の話とかぶりますが戒名（法名、法号など）が今までとかえて、いわゆるつけ直しをするのでしたらちょっと考えてください。

さて次に、寺院の立場から見たらどうでしょうか。

改宗をされて持ち込まれるものが仮につい最近亡くなられたばかりといった場合、できればその宗派にのっとったものに付け直させてくださいと言われることもあります。

戒名を付けていただくと、大きな金額のところもありますが基本的には周りの相場みたいなものがありますので確認してみてください。ただしゼロではないです。

なので、葬儀もよそでやってきたしかも違う宗派の場合、あまり年数がたっていない場合、またそれに限らずつけ直しの話はないところもありますが、ほぼあります。

付け方の違い、考え方の違いがあるからです。

で、最期に故人の立場になってみましょう。

宗派が変わるとあの世に行くときに付けてもらった名前が変わってしまうのです。

生前（女性は名字が変わることも多いですが）に名前が変わるということはめったにありません。

だからこそ改宗をして戒名まで変わるのはどうかななんて私は思っています。

そのままの名前で受け入れていただければ良いと思いますが。