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大橋理宏

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大橋理宏(おおはしまさひろ) / 石工技能士

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コラム

墓石材どうやって選ぶの?

2012年1月24日 公開 / 2020年8月25日更新

テーマ:石の良し悪し

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

コラムキーワード: 墓石 種類

お客様によく訪ねられることがあります。

たとえば「この石安いけど大丈夫?」「高い石のほうが丈夫なのでは?」

これは、高いと良いものと考えてしまいがちですが、石と産地の都合で金額は決まります。

産地の都合は言いすぎかもしれませんが、石の値段を決めるのは産地ですから。

そして、産地もほかに産業がなければ石だけで食べていかなければならないという需給バランス。

石の都合というのは、原石から取れる製品にできる部分がどれだけあるか。

よくて3%悪いときは1%以下という国内の石もあります。

当然国内で一番高い石となるわけです。

でも、価格と石の丈夫さには関連性がありません。

試験データというものがある石はありますが、曲げ強度、引張強度、吸水率など。

データをもとにしても何が丈夫かということには答えられません。

長く使われてきた石は、経年変化が見れますが、最近入ってきた石は変化の度合いがわからない。

安心して変化の少ないものを求めるのであれば、使用されている歴史の長いものから選ぶというのも手です。

墓地の中に足を踏み入れて気に入った石があったら建って何年たっているのか、見てみるのもいいかもしれませんね。

中国産の石は長くてもまだ30年くらいのものしか普及していません。

石材店の判断も目視である場合が多いですよ。

墓地を歩きながら石の話もできますので声をかけてみてください。

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大橋理宏

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