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ストレスとマグネシウム

上村徳郎

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テーマ:マグネシウム

最近、ストレスを感じていませんか?マグネシウムと急性ストレスとの問には相互に関連のあることが明らかにされています。

Cernakらの研究(慢性の心理的ストレス時のマグネシウム代謝について)

若いボランティアに慢性的な中等度の心理的ストレス(10年以上の政治的に我慢できないことなど)と亜慢性的な心理的ストレス(3ヶ月~1年間における死の危険感など)が与えられると血漿中のマグネシウムイオン、総マグネシウムやカルシウムイオン濃度がともに減少して酸化障害を起こしたのです。

このようなストレスによるマグネシウム欠乏のメカニズムとして
①神経・内分泌因子の刺激によって尿中マグネシウムの排泄量が増加する。
②マグネシウムのホメオスターシスを乱すようなホルモン環境の変化が生じる

ためではないかと考えられています。また、マグネシウム欠乏ではカテコールアミンの産生が増加し、ストレスの感受性・反応性が高まる可能性もあり、さらに炎症反応を起こし易いことが報告されています。これらは、ストレスが持続する人にとって抗酸化ビタミンとともにマグネシウムの摂取が必要であることを示しています。
新型コロナウイルスで慢性的にストレスがかかっている今、マグネシウムについて見直してみましょう。

マグネシウムの多い食事はこちら
https://mbp-japan.com/kagoshima/aitokukai/column/5105289/

心理的ストレスによる酸化ストレス発現のメカニズム
日本病態栄養学会誌 (1345-8167)10巻1号 Page5-23(2007.03)

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上村徳郎
専門家

上村徳郎(内科・腎臓内科医)

医療法人愛徳会 上村内科クリニック

内科・腎臓内科の治療を専門にさまざまな病気の要因となる生活習慣病の予防にも力を入れています。生活習慣病に関わる食生活や栄養の見直しを予防の基本とし、食事法などをアドバイス。テレビ番組などの医療監修も。

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