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上村徳郎(うえむらとくろう) / 内科・腎臓内科医

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コラム

スマホと睡眠

2022年6月11日

テーマ:不眠

コラムカテゴリ:美容・健康

コラムキーワード: 不眠症 改善

眠れないときにスマホをいじる習慣のある方は、それ自体が眠れない原因かもしれません。




ブルーライトとは

ブルーライトは太陽光に含まれている光環境の一部なのですが、習慣的に夜間ブルーライトが眼内に入り続けるとサーカディアンリズム(生体が地球の自転にあわせて約24時間周期で生理機能を営むリズム。概日リズム)障害が起こり、睡眠障害をおこします。スマホなどのデジタルデバイスに使用されるLED画面はブルーライト成分が多いことが知られており、またこのブルーライトはエネルギーが大きく、散乱が多いために眼精疲労やドライアイにも関連しています。

スマホはとくに注意

携帯端末は画面との距離が近く、光エネルギーは距離の二乗に反比例するのでテレビやデスクトップの画面の数十倍から数百倍のエネルギーを受けることになります。そのためスマホはとくに影響が大きいのです。

子供はさらに注意

小児のほうが光によるメラトニン(睡眠ホルモンともよばれ松果体から分泌されて眠りに導く作用がある)分泌抑制が強いことが報告されています。子供は日中に学習やクラブ活動があるため、習慣的な夜間のデジタルデバイス(スマホなど)使用が重なると昼間の眠気や成績の低下にもつながるのです。夜間タブレット端末を見ているときの唾液メラトニンを測定したところ、ブルーライトカット眼鏡を使用するとメラトニン値は正常に上昇しますが、使用しないとメラトニンは抑制されて睡眠の質が低下することが報告されています。

夜はパソコンやスマートフォンの使用を控えて部屋を暗くするなど、ぐっすり眠るための準備をしましょう。

【デジタルデバイス時代の視機能管理】デジタルデバイスとブルーライト
綾木 雅彦(おおたけ眼科つきみ野医院), 坪田 一男
あたらしい眼科 (0910-1810)36巻7号 Page895-899(2019.07)

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